東山魁夷展

こんにちは。グラフィック担当の川手です。

先日、茨城県近代美術館にて開催中の「東山魁夷 唐招提寺御影堂障壁画展」へ行ってきました。
「ひがしやまかいい とうしょうだいじ みえいどう しょうへきが」と読みます。

(この画像は一緒に行った弊社の飯島さんが撮ってくれたものです)

障壁画とは襖(ふすま)絵や壁全体に取り付けられた絵などのことで、
行く前は「ガラスケースの中に飾られているだけなんだろうな…」と思っていました。

ところが、行って驚きました。
暗めにされた会場内で、照明に浮かび上がる異空間!
なんと、襖だけでなく柱や梁、欄間、畳などが丸ごと展示されているではありませんか!

そして絵の迫力がすごいです。
水蒸気や風を感じたと錯覚するほどの大画面の迫力に、
まるでここに「別の世界が閉じ込められているんじゃないか」という不思議な感覚になります。

例えるなら、大きな大きなおーーーきな「ど○でもドア」の向こう側を見てしまったような感覚です。
(わかりにくい例えですみません)

学芸員さんによると、LEDの照明で色を細かく調整しているというお話でした。
照明の世界にも印刷の「色校」のようなものがあるとは驚きでした。
※色校…発色の確認を行う校正のこと。

墨一色で描かれた作品もすばらしく、
中国の桂林や黄山、揚州へ実際の景色を見に行ってみたくなりました。

大きな作品だけでなく、東山魁夷さんが障壁画制作のために描いたスケッチや
試作した縮小サイズの絵なども展示されています。
東山魁夷さんは「神様!!」という感じがしてしまいますが、
鉛筆で手書きされた物を見ると思考の過程が見える気がして、
確かに生きていた「人間」なのだなと少しだけ身近に感じることができます。

東山魁夷展は2017年4月2日(日)までです。
詳細は茨城県近代美術館ホームページをご覧ください。

旅行に行きたくてもなかなか遠くまでは…という方、
東山魁夷さんが見た景色を追体験してみませんか。